Looker Studio(Googleデータポータル)で空白のある指標をフィールドに使う場合の対処法

Googleデータポータルで空白のある指標をフィールドに使う場合の対処法 Web Marketing
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こんにちは、連久実子です。
 

Googleアナリティクスのレポート形式に慣れ親しんだ私にとって、各種広告の管理画面に表示されるレポートは少し読みづらさを感じてしまいます。そのため、広告の分析をする際は「Looker Studio(Googleデータポータル)」を使ってレポートを作成し、そのレポートを見ながら分析と改善点の洗い出しをしています。

ただ、先日Facebook広告の運用データをエクスポートしてLooker Studio(Googleデータポータル)でレポート作成しようとしたところ、指標の中に空白セルがあり、フィールド作成に少し戸惑ってしまいました。検索してもこういった事象での解決策を提示されているサイトが見つからず、同じように困っていらっしゃる方もいるかと考え、今回はその対処法についてご紹介したいと思います。

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指標の空白セルをなくしたい(その指標を使ってフィールドを作成しない)場合

単に空白セルを表示させないだけであれば、設定は簡単に行なえます。まずレポートを編集画面にして、空白セルの表示される表を選択します。

そうすると、画面右側に表の設定メニューが表示されますので、この画面で「スタイル」をクリックします。

データポータルイメージ図02

設定メニューの中の「データが欠落」と書かれた項目で、空白セルに表示させたい項目を選べばOKです。

データポータルイメージ図01

選択肢は「データなし」「0」「-」「null」「(空白)」の5種類ありますので、お好みで選択していただければと思います。

空白セルのある指標を使ってフィールドを作成する場合

空白セルを埋めるだけであれば上記のように簡単ですが、この場合は少し厄介です…

Facebook広告の日毎の広告費と2種類のコンバージョン数のデータから、フィールドを使って日毎のCPAを自動計算させようとしたところでつまずきました。2種類のうちどちらかのコンバージョン数が0件の日は空白セルがあるため、「データが欠落」で0を表示させてもCPAの自動計算が出来ません。

これを解決するために、まずフィールドを使って空白セルに0を挿入した指標を新たに作成します。フィールドの計算式には下記のように記述します。

CASE
WHEN コンバージョンA IS NULL THEN 0
WHEN コンバージョンA >0 THEN コンバージョンA
END

この計算式を使って「0挿入コンバージョンA」と「0挿入コンバージョンB」という2種類の指標を作成します。

次に、新たなフィールドに下記の計算式を記述して、CPAを自動計算する指標を作成します。

消化金額 (JPY)/( 0挿入コンバージョンA + 0挿入コンバージョンB )

これで、2種類のうちどちらかのコンバージョン数が0件でも、もう一方のコンバージョン数と広告費用からCPAを自動計算できるようになりました。

IF関数でもできそうだったのですが、「空白の場合」という条件がうまく機能するよう計算式がかけなかったので、今回はCASE関数を使って解決してみました。

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